海に向かって開かれた町、リスボン--それがこの町の運命を決めた。川沿いにその美と歴史を訪ねる。
まずはこの町を代表する2大モニュメント、つまりベレンの塔(Torre de Belém)とジェロニモス修道院(Mosteiro dos Jerónimos)からスタートしましょう。この2つは、ポルトガル大航海時代に生まれたマヌエル様式の美が凝縮されたものとして、世界遺産に登録されています。近くには海洋博物館(Museu da Marinha)もあり、15世紀から21世紀にわたるコレクションが展示されています。それから、発見のモニュメント(Padrão dos Descobrimentos)からパノラマを望めば、足下の地面には方位盤(Rosa dos Ventos)が見えます。ここまで来たら、かの有名なカスタード・タルト、パステイス・デ・ベレン(pastéis de Belém)を絶対にお忘れなく。
そのまま東に進むと、オープン・テラスのレストランやバールでにぎわう地域ドッカ・デ・サントス(Doca de Santos)に出ます。アルカンタラ(Alcântara)とロシャ・コンデ・デ・オビドス(Rocha Conde de Óbidos)のフェリー発着所では、モデルニスモ芸術家(modernista)によるアズレージョ・パネルの大作が見られます。
そのまま行くと、町を代表するもう1つの美しい場所、コメルシオ広場(Praça do Comércio)となります。ここは、大航海時代を通じ、国王の在所だったところです。一方のリベイラ・ダス・ナウス(Ribeira das Naus)には、倉庫と数々の船舶が建造されていた浜辺が見えます。
おしまいに、町のいちばん東側の国際公園(Parque das Nações)に向かいましょう。ここは1998年リスボン万博(Exposição Mundial de 1998)会場だったところです。現在では、レクリエーション施設やオープンエアのカフェ、レストラン、その他さまざまなサービス施設が集まった一大センターとなっています。ここには水族館やロープウェイがあり、ヴァスコ・ダ・ガマ・タワー(Torre Vasco da Gama)からは、リスボンのパノラマが楽しめます。