青い川の流れに沿って続くプラタナスの木陰を散策するのは、実に気持ちのよいものだ。これはポンテ・デ・リマ(Ponte de Lima)の町を訪れる者に用意された楽しみのほんの一部にすぎない。
ローマ時代の橋から伸びる道は、ブラガ(Braga)とトゥイ(Tui)を結んでいます。かつて「アウグストゥス帝の平和」を保つため、ローマの兵士がこの上を行進していきました。その足跡をたどって橋を渡り、アグラ山脈(Serra de Agra)が周囲を巡るこの町を眺めてみましょう。
川のほとりにそびえる中世の塔は、古い城壁の塔のうち今も残る2基のうちの1つです。その対岸には、アンジョ・ダ・グアルダ礼拝堂(Capela do Anjo da Guarda)のポーチが優雅な姿を見せています。かつてそこを通る者を見守っていた御影石の天使の像は、今では時の砂の中に埋もれてしまっています。
町の中では歴史的な道が標識で示され、それをたどれば宝石にも比すべき建築の数々に出会えます。教区教会(Igreja Matriz)、銃眼で守りを固めた家々、マニエリズムの美しいミゼリコルディア教会(Igreja da Misericórdia)、噴水など。美しいアウロラ邸(Casa da Aurora)は、この地の多くの館のように一族の紋章を掲げています。
1115年、ポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケス(Afonso Henriques)の母テレーザ(D. Teresa)は、ポンテ・デ・リマの市を設置しました。これはポルトガル最古の市です。今日、新しい市が古い市にとって変わりましたが、かつての雰囲気はみじんも失われていません。秋を迎える頃、9月第3週の週末に町を訪れてみてください。刈り入れの季節が終わり、町は音楽や行列、牛追い、民族舞踊でにぎわい、大いに食べかつ飲んで、陽気に楽しみます。ポルトガルの地方の休日をぜひ見に来てください。