モンサント
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モンサント
場所: Monsanto
写真: Francisco Almeida Dias

断崖絶壁の上には、ポルトガルでもっともポルトガルらしい村として有名な村がある。古くからの伝統が手つかずのまま残り、その風土と地理には北と南がとけあっている。

紀元前2世紀、この地の民はローマ人の包囲に7年間抵抗しつづけたと伝えられています。毎年5月3日に村で行われる十字架祭(Festa das Cruzes)は、これに由来するものです。

12世紀に、アフォンソ・エンリケスがこの地をアラブ人の手から奪回して、テンプル騎士団に与えました。そしてポルトガルの騎士団長、グアルディン・パイスの命で城が再建されました。

丘の斜面に広がる村は、ポルトガルでも屈指の奇観を誇ります。家々の壁には天然の御影石がそのまま用いられ、時には屋根が一枚岩でできていることも。そのため、この地の家は「一枚瓦」と呼ばれています。

加えて目をひくのが、マヌエル様式の門をかまえた広壮な地方領主の館、そして医師でもあった作家、フェルナンド・ナモーラの家です。彼はそこで医師として暮らしながら、小説『Retalhos da Vida de um Médico(邦題:たった1つのオレンジ)』の構想を練りました。

脚力に自信があれば、城まで上ってみてください。この地方最高の眺望に、疲れも吹き飛ぶことでしょう。砦の岩穴には、かつてのレコンキスタの勇壮な騎士たちが眠っています。

しかし、なんといっても特筆すべきはルカーノの塔(Torre de Lucano)です。14世紀のこの塔の頂には、銀の雄鶏が見えます。これは1938年、ポルトガルでもっともポルトガルらしい村を決定する大会で勝利した、このモンサント(Monsanto)の村に与えられたものです。

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