ピソンエスのローマ人の「住居」
写真: Paulo Magalhães
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ピソンエスのローマ人の「住居」/
ピソンエスのローマ人の「住居」
場所: Pisões
写真: RT Planície Dourada

ベージャ(Beja)からほど近い、2000年前のモザイクが残るピソンエス(Pisões)の遺跡は、アレンテージョ(Alentejo)地方に古来より伝わる田舎の伝統を最も明確に証明する遺跡の1つである。

ペリスタイル(柱に囲まれた中庭)の周りに典型的な古代ローマの建築物が配置されたピソンエスの「町」を訪れると、誰もが間違いなくまるで太古の時代にタイム・スリップしてしまったかのような錯覚に陥り、そしてこの町の住人の日常生活はどのようなものだったのか、今も残るこれらの壁に触れていたのはどのような人々だったのか、それらの人々はどのような感情に支配されていたのかを想像してみようとすることになります。

1世紀から4世紀にかけてのベージャの呼び名であった「パックス・ユリア(Pax Julia)」に農産物を供給するための重要な中心地であるこの遺跡では、「パルス・ウルバーナ(pars urbana)」と呼ばれる貴族たちの居住区域が見つかっています。一方で労働者の居住区域や穀倉、貯水槽があった「パルス・ルスティカ(pars rustica)」や「パルス・フルクトゥアーリア(pars fructuaria)」は、まだ発掘されていません。

この住居群は、1967年に農場労働者によって偶然発見されました。「パルス・ウルバーナ」の40の部屋の中でも最も重要な部屋の内部に見られる、幾何学模様や自然をモチーフにした単色や多色のモザイクの床は、それだけでもピソンエスを訪れてみるのに十分な理由になります。この町は、ベージャからほんの数キロメートルの距離にある、エルダーデ・デ・アルグラマーサ(Herdade de Algramaça)にあります。

またその近隣地域にある、ローマ時代のダムも必ず訪れてみてください。かつてこのダムは、きわめて保存状態のよい床下暖房システムや目を見張るようなオリンピックサイズのスイミング・プールまで含め、この町の非常にすばらしい公共浴場を維持していく上で欠かせないものでした。

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