遺跡

トランコーゾの歴史的中心地にあり、ミセリコルディア（Misericórdia）教会や旧タウンホール、旧監獄に隣接しているこのサン・ペドロ教会は、18世紀の建築様式と装飾を用いた質素な外観の建物です。

この教会が1320年に最初にこの地に建てられた当時、ここは中世の教区の中心地でした。その後、1621年に、ベイラ（Beira）の軍の総督だったドン・アルヴァロ・デ・アブランシェス（D. Álvaro de Abranches）が、予言的な詩でトランコーゾの歴史に名を残した、靴屋で詩人のバンダーラ（Bandarra）の墓の建設を命じました。そして、それから約100年後の1720年頃に、現在の新しい教会の建設が開始されました。

教会内部には、このバンダーラの墓以外にも、彫刻が施された木造のアルターピースや絵が描かれた主礼拝堂のヴォールト天井などの見所があります。

また、外観の特徴は、この広場の名前の由来であるさらし台（Pillory）です。