ポルトガルの全て
温暖な気候、年間の日照時間3,000時間、大西洋に面した素晴しいビーチの長さ850km。これらの要素により、ポルトガルは四季を通じて完璧な旅行先になっています。ヨーロッパのどの首都からも数時間で到着できるアクセスの良さも魅力です。
ヨーロッパで最古の国境を持つこの国では、非常に多様性に富んだ風景が常に発見でき、多くのレジャー・アクティビティとユニークな文化的遺産などが存在し、伝統と近代性が調和しながら結びついています。
料理や美味しいワイン、そしてポルトガルの人々の親しみやすさが、多彩で質の高い観光サービスを非の打ちどころのないものにしています。
地理
ポルトガルはヨーロッパ大陸の最西端に位置する国で、大西洋に浮かぶマデイラ諸島およびアソーレス諸島もポルトガル領です。ポルトガル本土の面積は88,889平方キロメートル(東西218キロメートル、南北561キロメートル、大西洋海岸線832キロメートル、スペインとの国境線1,215キロメートル)です。
ヨーロッパ大陸と北アメリカ大陸の間に位置する大西洋上のアソーレス諸島の面積は2,355平方キロメートルで、次の9つの島から形成されています。東部群島-サン・ミゲル島、サンタ・マリア島中部群島-テルセイラ島、グラシオーザ島、サン・ジョルジェ島、ピコ島、ファイアル島 西部群島-フローレス島、コルヴォ島 アソーレス諸島からポルトガル本土へは飛行機で約2時間です。
一方、マデイラ諸島の面積は741平方キロメートルで、アフリカ大陸から約500キロメートル、ヨーロッパ大陸から約1,000キロメートルの大西洋上に位置しています。リスボンへは飛行機で約1時間半です。マデイラ諸島は、マデイラ島とポルト・サント島、および自然保護区に指定されている無人島のデゼルタス島とセルヴァージェンス島から形成されています。
気候
ポルトガル本土
ポルトガルの気候は各地方によって大きく異なります。
土地の起伏や緯度、海からの距離は気候に大きな影響を与え、国内でも特にアルガルヴェ地方に暖かい冬をもたらします。
アルガルヴェ地方に比べると、スペインに近い、ポルトと北部地方および中部地方の内陸部の冬はより寒いですが、他のヨーロッパ諸国と比較すると気温は温暖です。
一方、雪が観測されるポルトガル本土最高峰(1991メートル)のエストレラ山脈では、スキーを楽しむこともできます。
また、特に内陸部(北東部トラス・オス・モンテスやアレンテージョ地方)の夏は暑く乾燥しているのに対し、海の影響を受ける沿岸部の夏の気温はやや穏やかです。
そして秋には、しばしば温暖で明るい日差しの日が続きます。11月の初旬には天気の良い日が多く、同月11日の聖人の日にちなんで“サン・マルティーニョの夏日”と呼ばれています。
アソーレス諸島
緯度や湾流の影響を受けて、アソーレス諸島の気温は一年中温暖です。
また、冬、夏を問わず海水温度も大変暖かく、数多くのマリンスポーツが楽しめます。
マデイラ諸島
マデイラ諸島の亜熱帯性気候は、その地理的位置と山間の起伏によってもたらされます。この諸島の気候は非常に穏やかで、平均気温が夏は24 ºC 、冬でも19 ºCです。
海水温度も年間を通して大変温暖で、18(冬)~22(夏)ºCの暖かい湾流の影響を受けています。
人口
ポルトガルの人口は、約1,000万人です。
人口が最も密集しているのは首都のリスボンとその郊外で、約280万人にのぼります。
次に大きな都市は、北部に位置するポルトです。
一般的に、沿岸部は内陸部に比べて人口密度が高くなっています。
宗教
ポルトガル人の大多数はカトリック教徒ですが、ポルトガル国憲法では信教の自由が保障されており、国内には多くの宗教が存在します。
言語
ラテン語をルーツとするポルトガル語はすべての大陸の約2億6000万人の人々により話され、世界で4番目に、またヨーロッパの言語のみを考慮すれば、3番目に多くの人々に話されている言語です。
ポルトガル語を公用語とする国々は、次の世界の4大陸に存在しています。ヨーロッパ(ポルトガル)、アフリカ(アンゴラ、カーボヴェルデ、ギニアビサウ、モザンビーク、サントメ・プリンシペ)、南アメリカ(ブラジル)、アジア(東ティモール)。
また、ポルトガル人の多くは、英語、フランス語、スペイン語が堪能です。