遺跡

オリャォン（Olhão）教区教会
1698～1715年に漁師たちの寄付金で建てられたこの教区教会は、オリャォンで初めての石造建造物でした。

広い教会内部は、半円筒ヴォールト天井で覆われています。主礼拝堂には、金箔を施した18世紀製の木造の凱旋門型アーチやアルターピースが見られるほか、天井のフレスコ画や17世紀のノッサ・セニョーラ・ド・ロザリオ（Nossa Senhora do Rosário）（ロザリオの聖母）像を鑑賞することができます。側方の祭壇も、彫刻が施された木造アルターピースで飾られていますが、ここでは、十字架の上のキリストや十二使徒などを含む、18世紀の彫像をいくつか見ることができます。さらに、宝物室には、司祭服や金・銀製品のほか、17～18世紀の彫像などが納められています。

また、この教会の近くには、現地の漁師たちが熱心に祈りを捧げるノッサ・セニョーラ・ドス・アフリトス（Nossa Senhora dos Aflitos）（苦難の聖母）礼拝堂があります。