場所

ヴィラ・デ・レイ
ヴィラ・デ・レイ（Vila de Rei）は、ポルトガルを南北に貫く線と東西に貫く線の交わる国の中心点にあります。その点はセーラ・デ・ミルリサ（Serra de Milriça）にある測量三角錐の頂点に印されており、そこはこの地方の素晴らしい景色を眺める見晴らし台となっています。

ヴィラ・デ・レイの名前は、13世紀にこの町に設立勅許状を与え、様々な特権を与えたドン・ディニス国王（Rei Dom Dinis）にちなんでつけられました。またその王妃であるドナ・イサベル（Dona Isabel）に敬意を表して、毎年5月に聖王女の祭りが開かれています。

この地方は松の木が多く、空気は澄み、家々が散在する丘陵、片岩を敷き詰めた通り、中世の橋のあるアグア・フォルモーザ（Água Formosa）など、村々は流れゆく時間の中で静かにたたずんでいるかのようです。

この地域の最大の展望台の1つ、ペネド・フラド（Penedo Furado：穴のあいた岩）からは、リベイラ・デ・コデス（Ribeira de Codes）の谷間の川辺と、その手前の綺麗な天然のプールに挟まれたバフレイラ（Bafureira）の滝が流れ落ちる素晴らしい全景を一望できます。