遺跡

サンタ・マリア教会（Igreja de Santa Maria） - シントラ
サンタ・マリア・デ・シントラの教区の起源は、ポルトガルの初代の王、ドン・アフォンソ・エンリケス（Dom Afonso Henriques）がムーア人からシントラを奪還した、ポルトガルの建国時までさかのぼります。当時、ここに小さな礼拝堂が建っていましたが、その後、修道院長のマルティン・ダデ（Martim Dade）が13世紀に再建したのがこの教会です。

この教会は、1755年の大地震によって深刻な被害を受けましたが、当時のゴシック様式のポーチコはまだ現存しています。また、14世紀に行われた改築の影響から、ルネッサンス様式の特徴も窺うことができます。

教会内では、柱頭に施された中世の装飾や、絵や鏡板で飾られたヴォールト天井、マヌエル様式の洗礼盤、ルネッサンス様式の聖水盤、塗装と金箔が施された17世紀の見事な聖母マリア受胎（Our Lady of the Conception）像など、すばらしい芸術品が訪れる人たちの目を引き付けています。