アレンテージョ


世界で最もユニークな真の音楽表現はポルトガルの文化遺産です。それはカンテ・アレンテージョ(Cante Alentejano)といい、2014年にUNESCOによって無形文化遺産に認定されました。男女混声のグループで楽器を使わずにコーラスで歌うカンテ・アレンテージョ(Cante Alentejano)は、ベジャ(Beja)地区(ベジャのダウンタウン)の街ごとに特色がある民俗音楽です。

ポルトガルを一気に横断し、アレンテージョ (Alentejo) 北部に入ると、そこには 親切な人々が暮らし、広大な地平線が見渡せるサン・マメーデ自然公園 (Parque Natural de São Mamede) があります。ここが初めての方は、車を使ってポルタレグレ (Portalegre) 、 マルヴァオン (Marvão) 、 カステロ・デ・ヴィデ (Castelo de Vide) の3ヶ所をぜひ訪れてください。

西の海岸に沿って、ロータ・ヴィセンティーナ (Rota Vicentina) に向かいましょう。険しい断崖絶壁の間に海が見えてきます。時には、見渡す限りに咲き誇る野草が出迎えてくれるでしょう。これ以上に散策を楽しめる場所があるでしょうか…このハイキング・コースはヨーロッパで最も美しく、保護されている沿岸地域にそって400 ㎞ 近く伸びています。

エヴォラはローマ時代に建設された都市で、国王や貴族の居住地として選ばれた 15 世紀頃から黄金時代となりました。エヴォラが歴史的に重要な都市であったことは建築遺産を見ればわかります。また、 16 世紀に大学を設置し、科学や学芸の中心地としての地位を確立したことからも都市の重要性が確認できます。このエボラの歴史地区はUNESCOの世界遺産に登録され、訪れるべき場所として価値が一層高まっています。