遺跡

サン・マルティーニョ・デ・セドフェイタ教会（Igreja de São Martinho de Cedofeita）-ポルト
この教会は、少なくとも13世紀の初頭以降には存在していたことが知られている、サン・マルティーニョ・デ・セドフェイタの供住聖職者教会に属しています。

ロマネスク様式を用いたこの教会は、スエビ人（Suevi）の改宗につながったトゥール（Tours）の聖マルティヌスの奇跡に関係している別の教会の跡地に、6世紀に建てられました。その事実は、プレロマネスク様式の旧建物のものであると考えられている西の入り口のティンパヌムに刻まれた文字や、内陣のアーチに見られる石灰岩の柱頭によって証明されています。

この建物は、石造のヴォールト天井を備えた単身廊のみの現存する教会であるため、ポルトガルの建築においても非常に珍しい建築物です。教会の外面は、頑丈そうな控え壁で支えられています。

また、3つの入り口に目を移すと、特に動物をモチーフにした装飾が施された主ファサードの入り口がコインブラ（Coimbra）からの影響を感じさせます。さらに、北のドア部分の柱頭には迫元がなく、ポルトのカテドラルとよく似た作りになっています。