芸術と文化


ポルトガルの文化とこの国の地政及び歴史の間には密接な繋がりがあります。ポルトガルは欧州最古の国家であり、その大西洋沿岸という地政が地理上の発見の踏切台になっていました。ポルトガルの文化的遺産はアフリカ、アメリカ、および、アジアの影響を受け、建国以前から定住していた人々により、また当然のことながら、ポルトガル人本来の親しみやすく歓迎的資質によって特徴づけられてきました。

歴史的な出来事と、世界のほかの国々から学び、その新しい知識を故郷の生活様式と故郷の大地に採用してきた人々の視野にいたるまで、ポルトガルには文化と遺産に独特な特徴があります。 この国を旅していく中で、これらの特徴がポルトガルの個性を作り上げていることに気が付くでしょう。それらは都市、モニュメント、風景の中に見ることができます。それぞれ独自の方法で、この世界の歴史の一部を物語っているのです。この理由により、これらは世界遺産として登録されています。

2025年大阪・関西万博での「対話の海」2025年大阪・関西万博では、ポルトガルの見どころがたくさんあります。ポルトガルと日本の魅力を発見し、文化的な結びつきを強め、ポルトガルと日本の歴史的なつながりを祝う機会となるでしょう。日本語で「海」を意味する名前を持つポルトガルのマスコットキャラクター「UMI」が、2つの国を結ぶ海の旅にご案内します。

ドウロ (Douro) 渓谷はその景観が見せる美しさと素晴しさゆえに、あっさり「魅惑の渓谷」と呼ばれても当然かもしれません。川が海に流れ込み、ドウロワイン(テーブルワインとポートワイン)が丘陵の中腹で生産、消費されるポルト (Porto) から出発すると、さまざまな方法で世界遺産に登録されたこの文化的景観を知ることができます。車で、電車で、クルーズ船での観光はもちろん、ヘリコプターを使った観光もできます。